購買力平価説でFX取引をする

FXの取引を行う上で何を基準に為替の売り買いをしていますか?

為替の値動きは、現実としては金利や足元や先行きの景気動向、財政状況などさまざまな要因にて動きます。

今回為替の水準を決めるものとして購買力平価説というものをご紹介します。

相互に行き来が可能な自由な市場経済では、同じ商品の価格は1つ収束するという一物一価の法則があります。

長期的かつ大枠でみたとき、為替市場において一物一価の法則が正しく機能するとするなら、裁定の力が働きこの価格の差異を埋める動き、つまり限りなく=にいずれは収束していくはずです。このことを購買力平価説といいます。


例えば、ですがマクドナルドのハンバーガーしか米国と日本に存在していない場合、ハンバーガーは日本では120円、アメリカでは1.2ドルだとします。

ドルを基準としてみたときの購買力平価(Purchasing Power Parity)は下記の数式より算出されます。

購買力平価=日本価格/米国価格
購買力平価=120円/1.2ドル
     =100

その場合の購買力平価は100となります。

購買力平価を為替レートで割った数字を内外価格差(COMPARATIVE PRICE LEVELS)といいます。現実の為替レートを90円/ドルとすると、
内外価格差=/為替レート(円/ドル)
100/90=1.11となります。

内外価格差は1.11(111)となり日本円が相対的に高く(割高に)評価されているということになります。

我々にとっても通貨の価値の比較で一番感覚的にわかりやすいのがこの内外価格差ではないでしょうか。

FXでも、購買力平価でみて高く評価されすぎている通貨を売り、低く評価されているものを買うというのも一つの有効な取引手法となりそうです。

内外価格差は下記サイトで確認できます。


http://www.oecd.org/document/47/0,3343,en_2649_34357_36202863_1_1_1_1,00.html#historicalppp
http://www.oecd.org/dataoecd/48/18/18598721.pdf

日本は、韓国(184)・アメリカ(143)、イギリス(133)と比較すれば高く、北欧(デンマーク(82)、フィンランド(94)、ノルウェイ(85))の国々と比較すれば安い感じですね。